当ブログはヲタクネタと雑記と
ステキ俳優、北村一輝さん堺雅人さんへの斜め上な愛で出来ています。 /コタロウ
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■先日友人と読書な話になりまして「今までで一番読了感が悪かったのは?」ときかれて言った作品。
■NEXT賞とった作品です。 話はまぁ…名門の高校野球部に入部した主人公は周囲の期待通りに活躍し、20年後今度は監督としても全国制覇を狙うまでに。 一見華やかにみえる彼の実績は、狂気に満ちた悪意があったのでした…というもの。 現在(監督時代)と過去(高校時代)をいったりきたりしつつ話がすすむミステリ仕立て。 以下、ネタバレはしてませんがちょっと作品に触れます。 ■コレの何が読了感が悪いというと出てくるメインの人々がほぼ全員変態なこと。変態の理由はありません。最初っから変態だから。で、大抵性的に関する変態だったりしてその辺りの描写が全く生々しくはない癖にえらく執拗。自分も色んな変態さんが出てくる本をよんだけど、これ程全編にわたって気持ち悪くなったのは初めてです。マジで。 ■オチに関してはいいませんが、オチ自体は読んでたら想像がつきます。この作品はそんなミステリなオチより登場人物たちのドロドロした感情の波を楽しむ(楽しめれば)本なんではなかろうか。 何処かの書評サイトさんで(失念してしまいました…無念)この本を「暗黒版タッチだ!」と言われてたんですが、おぉ確かに!と納得しました。 あ、コレの利点をあげるとすると内容はともかく文章自体は自分は読みやすいなーと思いました。書きなれてるのかどうなのか解らないけど自分の好みだったのかと。 もうとにかく人生において一番読了感の悪さを与えてくれた作品なので、そういう意味もこめてコレは売らずにとってます。そしてたまに読んで気持ち悪くなる(笑
by gizoubox
| 2005-09-30 23:54
| 読書
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